(主に)北海道きたひがし巡検記録〈1日目 藤沢ー福井〉
なんかタイトルがウニ(カニ)の画像みたいな感じになっていますが、こうなった理由は後程わかると思うのでとりあえず。
どうもお久しぶりです。前回の鎌倉巡検の後編を書かず失踪していたこくーんです。
そちらの記事も、できれば早急に書きたいところですが、今回は直近に大きい巡検を開催しましたのでまずそちらを紹介していきたいと思っております。(今後の記事をちゃんと投稿していく習慣をつける目的もあり)
はじめに
まず当行程を実施するに至った経緯ですが、フォッサマグナクラブでは不定期で日本各地を対象とした巡検が実施されております。今回は3月中旬に釧路での巡検が開催されることになり、それに合わせて北海道をメインとした拡張的な巡検を行うことにした、というのが最大の理由です。
今回の巡検は3/10~20の10泊11日とかなり大規模なものとなりました(もしかしたら史上最長かも…?)が、主な移動経路を示すと以下のような感じになります。
藤沢ー福井ー名古屋ー苫小牧ー札幌ー稚内ー旭川ー川湯温泉ー釧路ー札幌ー南大沢
今回はこのような移動経路に基づいて、1日ごとに区切って少しずつ今回の工程を紹介していきたいと思います。
↓↓Twitter上での旅程まとめはこちら↓↓
〇概要
— こくーん🔮🗺️ (@kokuun_kamakura) 2023年3月21日
3/10出発、3/20帰着の10泊11日、総移動距離5670㎞に及ぶ史上最長の行程となりました。主に北海道内の各所を周ることを目的としており、特に道内では同行者(同学の方)との集合・解散を繰り返しながらの行動となりました。 #オリジナルサイズの足跡をつけよう2023 pic.twitter.com/rF4DVi1wZV
飛行機に乗るため羽田空港へ
というわけで、目指すべきは北海道。現状では、北海道への最もメジャーなアクセス手段は飛行機であることは言うまでもないでしょう。私が正真正銘の順張りオタクであることは周知の事実であると思いますし、そんな私も順張りらしく最初から飛行機で優雅なフライトを旅の最初に飾っていくのでした。
今回は18きっぷ使用のため蒲田までJRを利用して羽田空港まで移動しました。飛行機は第2ターミナルからバスに乗ってアクセスできるサテライトというANA所有の別館から搭乗しました。
今回は国際線機材*1が割り当てられていた模様で、下図のような豪華なパーソナルモニターが付けられており、さらには前面・下面展望を機外カメラで見る機能もありとても楽しめました。窓からの景色も妙高連山の風景が非常に良かったです。
到着したのは…
そして、到着したのがこちら、のと里山空港です。
📞<どうして北海道に行くのにのと里山空港に行くんですか??
ここまで読んでくださった読者の方々はそのように思うでしょう。こうなった理由は2つあります。
- ANAの"トクたびマイル"設定路線だった
- アクセス手段は飛行機ではなくフェリー→名古屋港を目指して乗り潰しを行いたい
ご存知の方も多いと思いますが、ANAには”トクたびマイル”と呼ばれる、最低3000マイル*2で特典航空券を購入できる路線が毎週ランダムに設定されています。私は不定期に行う旅行や、片道1.5時間を要する通学時間を『ANA Pocket』という移動距離に基づくポイントを貯められるアプリを用いてマイルを貯めていたので*3、この機を用いて名古屋港までのルートの起点を未踏の場所へ移すことで移動しながらの乗り潰しを可能とすることを目指しました。以上の理由から、本題の北海道への上陸はおよそ4日を要しています。
それでは、ここからはひたすら乗り潰しを行いながら名古屋を目指す様子をお届けします。空港からは北鉄バスが接続しているため、それに乗りまず穴山駅へ、のと鉄道で和倉温泉まで南下しました。
和倉温泉でひと休み
のと鉄道の会社上の終点である和倉温泉駅で下車し、和倉温泉駅まで向かいました。この便に接続するバスは無かったので、およそ30分和倉温泉街まで歩きました。
和倉温泉の総湯に入りました。このような華やかな外観で、中も髄所に新しさを感じられる内装となっていましたが、掲示板が設置されていたり、中の休憩室で爆睡する地元の方らしき人がいたりと、地域内の銭湯としての一面も感じることが出来ました。
また、帰りのバスの時間までは周囲の散歩をして時間を潰しました。和倉温泉では、弁天崎源泉公園周辺を中心として最大90℃にも及ぶ高温の温泉水があちこちから湧き出しています。非火山性の温泉ながらこの温度になる原因としては、地下の花崗岩バソリスにおける放射性元素の崩壊熱を由来としている説が有力となっています。*4
温泉水はしょっぱいので、高温の源泉で温泉卵を作るとちょうどいい感じの味になるみたいなので、訪れた方は是非試してみてください。(私はやってません…)
北陸乗り潰し記録① 七尾→福井
バスで和倉温泉駅に戻った後は、18きっぷを使って再び南下を開始します。和倉温泉ー七尾間は運転系統上はのと鉄道の一部となっていたので18きっぷを使えそうな雰囲気があまり感じられませんでしたが、一応JR七尾線の一部ということで、見せたら通りました。
七尾駅前のファミマでパンを補給し、再び七尾線で金沢へ下ります。勝手に非電化ローカル線のイメージを持っていた七尾線ですが、電化もされていて、通学時間ということもあってか2両でもそれなりの乗車率はありました。
2時間近く乗り続け到着した金沢駅は、駅前を少し歩いただけですが、かなり大きい街という印象を持ちました。また機会があれば、いろいろ見たい所です。
ここからは来年JRから第三セクターに移管されるという、北陸本線の北陸区間乗り潰しに入ります。
この日は福井まで移動しました。福井駅には、高架がある方のコンコース奥に、意味深なシャッターが降りていました。
福井は路面電車の街でもあります。駅前のバスロータリーの一角にはトラムの駅も併設されていました。表の国道に出ると大きい道路の真ん中を電車が突き進む、トラムのある街特有の景観も広がっています。
福井名物としては、城跡の上に建つ県庁と県警本部があります。防御力だけ見れば47都道府県最強の県庁であることは間違いないでしょう。ただ、歴史遺構の上に行政施設を建てることに対しては当然色々意見もあるということで、2040年以降で県庁は移転が検討されているみたいです*5。
福井駅前のバーガーキングで夕食を食べた後は、越美北線の乗り潰しも行いました。ほぼ夜なので車窓はほぼ無に等しい状態でしたが、それもあって乗車率も非常に低く、特に末端部分では私以外の乗客がいない状態が続き、快適な乗り潰しになりました。
九頭竜湖駅では、大野市の中生代層より発掘された恐竜などの古生物がクローズアップされており、顔出しパネルもありました。九頭竜湖駅自体は1日5本と中々絶望的なダイヤなので、恐らく併設の道の駅に車で訪れた人へ向けたブースなのだと思います。
当然折り返しも誰も乗ってこないので、限界ローカル線末端特有の哀愁漂う光景もしっかりカメラに収めることが出来ました。狂った一部のオタクは、ここから岐阜県の北濃駅まで歩くそうです。
福井駅まで戻った後はえちぜん鉄道を使いながらオンゲキの福井県称号の回収を行いました。
ちなみに福井は駅前に快活があるので、鍵付き個室で夜を明かしました。
次回は2日目、福井→名古屋の移動の様子をお届けします。お楽しみに!